温泉について
Onsen

こだわり続けた源泉かけ流し。

当館の温泉は明治40年に湯治宿として創業以来、源泉掛け流しにこだわり続けております。和倉温泉の源泉は約90度と高温ですが、今も湯船にお湯を張る際は水を加えたりせずに、季節に応じて湯量のみで温度調節する昔ながらの方法をとっています。これも創業者から代々引き継がれたおくだやの信念です。※現在、日帰り入浴は行っておりません。※お客様に安心してお入りいただくため、おくだやの温泉は毎日入れ替えをしております。
※お客様に快適にご入浴いただけるよう努めておりますが、どうしても季節や時間帯により
 湯温の違いが出ますことを何卒ご理解いただけますようお願いします。
 

世界三等鉱泉に選ばれた、飲める海の温泉

※当館で脱衣所に飲用専用の使い捨てコップをご用意しております。
※和倉温泉はかなり、しょっぱい温泉です。
 初めは必ず少量ずつお飲みいただきお試しください。

世界三等鉱泉に選ばれた、
海の温泉。

和倉温泉は、全国的にも珍しい海から湧き出る温泉で塩分濃度が高いのが特長。古くから湯治の湯としても愛されてきました。その泉質は世界からも認められており、過去にドイツで開催された万国鉱泉博覧会では三等賞を受賞しています。代表的な効能には、
❶保温効果:塩分が皮膚に付着し汗の蒸発を抑え湯冷めを防ぎます
❷殺菌効果:傷や皮膚病に作用します
❸美肌効果:毛穴を引き締め肌をなめらかにします
❹婦人病・リウマチ・痛風・アトピー性皮膚炎
があり、また飲用により、慢性消化器病・慢性便秘・慢性気管支炎・扁桃炎(うがい)にも効果が期待できます。

気軽な2〜3泊のプチ湯治でこころもからだもゆったりと。

気軽な2〜3泊のプチ湯治で
こころもからだもゆったりと。

「湯治」とは、古来から日本で続く療法で、温泉宿に長期滞在をして温泉の効能によって体調を整え、病気治療や療養を行うことです。昔は農家の人々が、冬の農閑期を利用して、温泉長期滞在し、体を癒していました。
温泉といえば観光のイメージですが、忙しい現代人には長期休暇はとりにくいもの。そこで、2~3泊温泉に滞在することで生活習慣病の改善やストレス解消・疲労回復や心のリラックスすることを目的とした「プチ湯治」も注目されてきています。「湯治」には、心身を癒すだけでなく、病気予防や免疫力アップも期待できます。

和倉温泉の歴史

和倉温泉の歴史

「和倉温泉の歴史は和倉に暮らしていた漁師夫婦により湯脈は発見されたことにはじまります。七尾湾の沖合で傷ついた足を癒すシラサギを見つけた夫婦が不思議に思い近づいてみるとそのあたりから湯泉が湧き出ていることが分かったのです。
慶長16年(1611年)加賀藩二代藩主前田利長が腫れ物で困った折「沸浦の湯」を取り寄せ治癒したことから和倉の湯の評判が高まりました。以後、豊富で良質なお湯を利用していただくため、試行錯誤を繰り返し今日につながっています。

和倉温泉

[泉質]ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
[泉温]  82.7℃ ※気温22℃時
[pH値]  7.6
[湧出量] 毎分990ℓ

[浴用の適応症]慢性婦人疾患、リウマチ、痛風、アトピー性皮膚炎、神経痛、神経炎、神経麻痺、関節結核
[飲用の適応症]※鉱泉の2倍に希釈 慢性消化器病、慢性便秘、慢性気管支炎、咽喉炎